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インボイス登録・ちょっと待って!

 昨年のブログでもインボイスの記事を幾度か載せたと思います。

今年に入ってからもインボイス相談が後を絶たない状況です。


 一番多い相談が「親会社から登録をお願いされている」の内容でした。

インボイス登録をしなければ「商取引から排除される」「施工単価を下げられる」などの可能性が出てきます。やむなく登録をする業者さんもいるはずです。


 でも、、ちょっと待ってみてください。あなたが免税事業者ならば、今まで払う義務のなかった消費税を納めなければなりません。たとえ赤字でも、申告所得税が0円でも消費税を納めなければいけないのです。かなりの死活問題ですよね!

 まずは、元請け・親会社ときちんと話してみましょう。仕入れ税額控除に対しても割合の猶予期間はありますし、親会社が税額控除を必要としない決算や申告の方法を選んでいる可能性もあります。

 また100歩譲って施行されたとしても、今年の9月30日までに申請登録をすれば間に合います。無理に3月までの期限を守らなくても罰則はありません。仮にあわてて登録をしてしまった業者さんも取り下げ・再申請が可能です。申請数が少なければ中止や延期の可能性は十分にあります。

 戸塚民商は、インボイス制度導入には絶対反対の立ち位置で活動しています。なぜなら「インボイスは消費税増税のため」であるからです。


 防衛費を5年間で43兆円を掲げている政府は防衛費倍増のために新たな増税策を唱えており、政府税制調査会では「未来永却10%のままでは財政がもつとは思えない」など消費税増税を目論んでいます。インボイス制度は欧州諸国並の税率を引き上げるための突破口であり、免税事業者に鉄槌を下す愚策に他ならないのです。

 インボイス導入を止めさせ、物価高騰対策の特効薬である消費税を5%に戻すことこそが最も重要な政策です。年始にあるニュースを見ていたら、ある飲食店オーナーが不満を口にしていました。「政治は何を考えているんだろう?まず、軍事費より生活費だろう!」至極当然の感想です。


 私たち戸塚民商は、中小業者の商売とくらしを守る為の組織です。反対の立場ではありますが、業者さんの立場に応じて相談を受けていますので、会員はもちろん会員の方でなくても相談にのります。何かございましたらご連絡ください。

中小零細業者にとって厳しい時代になってきたのは間違いありませんが、仲間を増やして要請を繰り返して活動をすることで世論を味方につけることができます。諦めず声を上げ続ける1年にしたいと思っています。では、また!




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